新型コロナの影響で変わる「住宅と住む場所の価値観」を考えてみた

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2020年1月半ば頃から続いている新型コロナ。

2021年2月から医療従事者等へのワクチンの接種が始まりましたが、残念ながら、今のところ、この感染症はすぐに収まりそうにありません。

今回は、これからの住宅がどう変わるのかを自分なりに考えてみました。

目次

主流は広めの住宅へ

自宅で仕事をする人が増え、テレワークの定着化が進むのは確実です。となると、狭いマンションより広めのほうが仕事しやすくなってきます。

最近のマンションにありがちな狭い間取りのファミリー向け(3人以上)、たとえば60平米以下だと自宅で仕事に集中できるような広さではありません。

近くのカフェを書斎代わりにしている人もいますが、人が集まるところだと感染のリスクがあるということで安心できませんし、Zoomミーティングにも適していません。そこで結局は自宅で過ごすことになります。

ということで、これからは仕事がしやすい70平米以上の広めのマンションのほうが人気になるでしょう。

駅近物件にこだわらなくていい

つぎに、電車通勤がどんどん減っていきます。戦後ずっと続いてきた満員電車の終わりがやってくる、電車を利用せずに仕事ができるとなると、駅近に家を持つ必要がなくなるということです。

したがって、今までのような「駅から徒歩7分以内」という条件は意味がなくなります。とはいえ、車を持たない人にとってはやはり駅近のほうが便利なので、一定程度の人気はそのままニーズとして残るでしょう。

結果として、駅近に住みたい、または駅から遠くても構わない、の2つのうちのどちらかになります。

どうしても駅近に住みたいという人は、郊外の駅近でいいですし、テレワークとなるとめったに都心に行かなくてもいいので都心に住む必要はないということになります。結局、人それぞれ、ということですね。

車を持っていて、広い住まいでのんびりと生活がしたい人の場合、駅近にこだわる必要はありません。将来的には自動運転が当たり前になりますので「高齢者の運転が危険」という今の風潮はなくなっていくはずです。

また、車がなくても自動運転タクシーが当たり前になり、スマホで呼び出すとすぐに来てくれるといった将来像が考えられます。となると、現在のような駅近プレミアムはなくなっていくのではないでしょうか。

住みたい家に住む。
住みたい場所に住む。

日本人の価値観が変わっていく過渡期

コロナ後に起きる住宅の価値観が大きく変わっていきますね。しかも良い方向に。

そして、生き方の価値観 – もっと自由に生きるという考え方が主流になるでしょう。
きっと社畜とかブラック企業などという言葉すらもう死語になるのだと思います。

もちろんその前に既得権益を死守する人たちや新しい価値観を受け入れられない人たちが抵抗するでしょうが、残念ながら時代の大きな流れには逆らえない、そういう周期(30年や60年ごとに時代が変わる)に入っているからです。

そして、明治時代から続く古いシステムがいよいよ消滅に向かうと思われます。一時の混乱がありますが、それを乗り越えると想像以上にいい時代が来ると信じています。なんだか、ちょっとワクワクしてきませんか?

まずは、その来るべき時代を見届けるために、足元でコロナ対策をきちんとしておくことが大事です。

そして、今の苦しい時期を生き抜いて、次の新しい時代にすぐに馴染めるように今から準備しておきましょう。

・外出を控える
・マスクや手洗いなどを徹底する
・引きこもりの時間を最大限に利用する(勉強による知識の深堀り、キャリアアップへの挑戦など)

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